ふたりぼっちのリサイタル
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読書感想文:37
2021.09.12 (Sun) | Category : 本棚
めちゃくちゃ忙しかった上半期が終わって、今なら本が読める!って思ったけれど積み本も多いし、ミステリーだったら最後まで読めそうって思って衝動買いして2、3日で読んだ。面白くて一気に読むのはもったいなくて途中何回かわざと中断して読んだ(笑)
そして誰もいなくなる
敬称略。以下ネタバレ含む感想になります。続きを読むからどうぞ。
そして誰もいなくなる
今邑彩
中公文庫
お嬢様学校の女子高で『そして誰もいなくなった』オマージュの劇をやろうとしたら『そして誰もいなくなった』の見立てっぽい?連続殺人事件が起こる話。
まず何より設定が好き。難しくなくてさらさらっと読めたし3回くらい驚かされた。でも個人的には犯人がわかって推理ショーするだけでいい。
なんていうか、女子高生が軽すぎる…。連続殺人事件が起こってるんだからこんなに軽率じゃないでしょ…きっと。お嬢様学校の女子高生という設定は…??
最初の事件の犯人の理由が後先考えてないというか動機に対して使う手段が無鉄砲すぎるというか高校3年生ならもっとちゃんと考えると思うし、親友に理由を言って足を引っ張ってもらう方が目的を考えても確かだと思う。
小雪が警察より先生を信頼したとしても、自分達だけで犯人を捕まえようってなるか?つい防犯カメラとか指紋とか携帯電話使えば、とかすぐに連想してしまってだめだった…。
あと時代背景のせいか、女子高生の喫煙率の高さがひっかかった。タバコ自体が何かに繋がることもなくただただ違和感…。
女子高生がメインの話じゃないにしても、もう少し女子高生同士の性格や交友関係が見える感じだともっと好きになったと思う。
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