ふたりぼっちのリサイタル
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読書感想文:36
2021.09.12 (Sun) | Category : 日常
やっとハサミ男読んだ!!ずっと前から存在は知ってたんだけれど、難しくて読めないって思って立ち読みの時点で挫折してて、今回3日くらいであっさり読み切ってしまった…。この厚さの本をこのコンディションでこの短期間に読めたこと自体すごいと思う…。
敬称略。以下ネタバレ含む感想になります。続きを読むからどうぞ。
ハサミ男
殊能将之
講談社文庫
ネットであらすじだけなんとなく知ってて、ハサミ男がいつ連続殺人事件を起こすのか楽しみにしていたんだけれど、なかなか被害者が死ななくて自殺未遂がJKをストーキングするのをただひたすら眺める何とも言えない気持ち悪さがあった。あと警察が出てきて葬儀があってマスコミが出てきてなんとなくリアルっぽくて作品自体が20年前のものとは思えなかった。防犯カメラとか警察の仕事云々はともかく、今も昔もあんまり変わってないってことなのかなー。まぁコナンが25年以上前だからこんなものか。
あんまり推理しながら読むほうではないんだけれど、大枠から設定を見たときに考えてたことがいくつかあってそのうち2つが当たってたなっていう感想。
主人公のドライさからマンションに連れていかれたときの緊迫感みたいなものが薄くて、ちょっと勿体なかった。でも全体的にキャラクターの性格がわかりやすくて、共感できるほどではなかったけれど、人柄がしっかりしてて?好感が持てる。
犯人は意外というかまあそうかっていう感じで、事件に対する人選ミス感が半端ない笑
振り返ってみたらわたしは全然疑われていなくてそれが伏線にもなるんだけれどもう少し疑われてドギマギしたかったなー。
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