ふたりぼっちのリサイタル
みやこごと
2012.08.25 (Sat) | Category : 日常
自分は参加者兼副主催というとても贅沢な立場で、沢山楽しい思いをさせていただきました。一言で楽しかった、と片付けるには勿体無いくらい、自分の中では本当にいろんなことがありました。今は副主催として一応無事に終わってほっとしています。次は宮古の番。
以下、企画後記になります。宮古について色々まとめてみたかった。
自分だけが楽しい話。とても長いです、ご注意ください。
今回副主催という立場から、シナリオ展開全て知っている上でどこまでシナリオに影響されずに自分の好みの子を作るかが課題でした。
最初に考えたキャラのテーマが『自殺宗教の教祖様』です。元々歪んだ感性の教祖ポジションのキャラを描きたいと思っていたことと、前回のPBRという企画で予想以上に自殺した人が多かったので自殺を促すポジションの生徒がいてもいいかなと思ったからです。女の子と宗教を絡めると自分の中で天使とか聖母とか神聖なイメージが出てきてしまったので、教祖様を目指すのなら今回は男の子でいこうと思いました。
性格や一人称を「宮古」にしたのはまんま趣味です。「あっは」とか最初は全然考えていませんでしたが、結果的に常に楽しそうな人みたいになって良かったなぁと。いつ桜の和倉みたいなイメージが抜けなくて最初は手こずりましたが、交流を重ねていくうちに本当に容赦なくなってきました。振り返れば傷を抉るような日常交流しかしていないような気もしますが楽しかったです。途中から暴言注意とか言うの諦めた。あっは。
補足代わりに弁解させていただくと、宮古はただの知りたがりです。相手の短所だろうが過去の古傷だろうが抱えている思想だろうが、気になるものを見つけては「どうして?」を繰り返します。その方法が単刀直入でえぐいだけです。
死んでもいいスタンスの性格を日常交流でうまく見せられなかったのが残念…。
宮古という名前は女の子のような響きの苗字にしたくて選びました。名前を漢字一文字にしたかったのでできるだけ漢字二文字で…。名前はキャラシ投稿ぎりぎりまで悩んでいて、あずさでも梓にしようかなとか、譲とか弥(わたる)とか至とか色々あったような気がします。譲はそのあと千花ちゃんの元彼の名前になりました。自分の中であいつは『宮古』なので、たまにそうかあずさって名前だっけとか思います。
髪型も3パターンくらい悩んでいて、そのうちの一つがハチ君と同じだったのであの髪型で本当によかったと思いました…ははは。黒い爪はフルバのはなちゃんがモデルでした。白い肌に黒い爪って結構映えるんですね。
そして交流やファンアートで色々な方に宮古をイケメンに描いていただけて嬉しかったです!中性的でインテリっぽくて妖美な雰囲気もあって凄い…!自分の好みばかり詰め込んでよかったです。
PBRの期間中はオフの都合でどうしても交流できなかったので、その反動もあってか二期では日常交流から全力で交流しにいきました。親友のハチ君をはじめ、同じ趣味をもつゆきじちゃんや幼馴染の紀伊ちゃんに恵まれて、あんな性格なのに本当に幸せな奴だと思います。千花ちゃんは関係を結んだ時点でもうシナリオふるぼっこキャラだってわかっていたので、敢えて交流はしないようにって思っていました。計算ですよ?
プログラム期間中も宮古が提示する『自殺勧誘』のシナリオにキャラクターも親御さんも耳を傾けてくれて、精一杯お返事していただけて嬉しかったです。
運がいいのか悪いのか、怪我ひとつなく銃を手に入れてしまい、誰かに攻撃されることなく最後まで丈夫なメンタルを保ちつつ自分の思い通りに進んできたので、最後は鵲産地らしくバッドエンドに突き落としてやろうと思いましたが、体力的にも精神的にも弱らずどうやって殺そうか最後の最後まで悩みました。
最後の移動のときにエンカウントをしてくれた紀伊ちゃん、至くんがいなかったら、シナリオを鵲に任せていただけなかったら、きっと満足に死ねなかったと思います。本当に有難いお話です。シナリオそのものを救いようのないバッドエンドに仕立て上げたかったので、親御さんに了承を取って紀伊ちゃん、至くんの最期もバッドエンドにさせていただきました。そしてオフや副主催の仕事で交流が間に合わず全部お二人にお任せしてしまう形になって大変申し訳ない…。前回の七子ちゃんや今回の直ちゃんとのエンカウントもそうでしたが、親御さんが大切にしているお子さんの最期を作らせていただけて、とても光栄です。
日常交流までで宮古の「死んでもいい」と感じている部分がうまく表現できなかったので、最後の最後に死にたいキャラの至くんと対峙して、宮古の中の「死にたい」部分が醸せてよかったなぁって思います。
副主催としてのお仕事が概ね片付いたので、これから宮古のプログラム終了と箱庭エンドについてもう少し考えていきたいと思っています。公式のバッドエンドに合うようなお話にできたらいいなって思っています。
救われない企画できちんと救いを残さないことが、自分にとってキャラクターへ贈る愛情なのかもしれません。